紡ぐ輪
美しい朝に
    
〜スイバ〜


目覚めると真っ白い霜が降りていた
私は急いで野に向かった

まるで宝石のように輝く
野に立ちたくて・・・・

吐く息は白く
指は凍りそうなほど冷たいけれど

スイバに降りた霜の煌き

そっと触れると指の先から
生命の鼓動がかすかに伝わってくる

静まり返った朝
裸の柿木から
ばたばたとヒヨドリが飛んでいった

東の空から陽が昇り始めると
霜が朝霧に変わってく

たったそれだけのドラマ
自然が見せる物語





phot&詩&テキスト:さなえ(花の庵)