紡ぐ輪

 
〜八丈島の夕陽〜


身体の奥底に響き渡る
八丈太鼓の音
アカコッコの小さな鳴き声

すべてを包み込んで
一日の終わりの太陽は
水平線に落ちよようとしていた

空と雲さえも
緋色に染め上げながら
漁の舟は港へと急ぐ

常夏の浜に立ちて
私は暮れゆく海を見つめていた

黄金色の海面に
八丈太鼓の音が漣のように渡り
沈む太陽の終焉を燃え立たせている




phot:「くれない」yo-koさん

アカコッコ