紡ぐ輪
生 命

   〜朽ち葉〜

どんぐりや、椎の実の上に
朽ち葉がはらりと舞った

循環する生命の
役目を果たす為に・・・

まるで色見本帳のような
樹々の葉の森は
終焉を飾ろうと華やいでいた

悠久の時の流れの中で
幾つの命が芽吹き
幾つの命が変わっていったか

ら、はら、はら・・・・
スローモーションのように
目の前を舞う紅い葉は
かさりと小さな音を立てて
一つの役目を終えた・・・・

風が春を知らせたら
私はまたこの森を訪れることだろう
生まれ変わった生命に会うために


絵:岸辺の四季のkazuyoさん