紡ぐ輪
春を告げ て 〜シラユキゲシ〜

雪が消えると
シラユキゲシの花がほころんでいた

ひっそりと春をつれてきたようだ

桜の花のようにでもなく
菜の花のようにでもなく
ひっそりと
確かに春をつれてきた

一生懸命、生命を起き上がらせていた
冬の時間をとかしてくれるようだ・・

谷間から流れてくる
よどみない川の流れのように
生きたいと思っていた

側に咲くシラユキゲシのように
清らかでありたいと思っていた

積み重ねた日々に
色々な思いは巡るけれど

春風を見た日・・・
私はそっと
歩いた道を振り返ってみる


絵:「岸辺の四季」のkazuyoさん