紡ぐ輪
風の道

       
      
 〜タツナミソウ〜

見上げれば梢にわたる、清さやかな初夏の風
枝をそそっと揺らして遊ぶ鳥

足元には
ちろちろと木漏れ陽を浴びた

タツナミソウ

まるでかえったばかりのヒナツバメが
親鳥からの餌を待つように
そんな風に咲いていた

遅かった初夏の訪れに
ドキドキして出番を待っていたのかな

若草の匂いのただ中
僕は風の道を歩く

生命の躍動する季節の到来に
心弾ませながら・・・・・・


phot:やまそだちの花のアルバム
やまそだちさん



詩&テキスト:さなえ(花の庵)