紡ぐ輪

春へのプロロー

   
〜節分草〜

たい雪の下で
ひたすら雪解けを待っていた

チチチっと小鳥が鳴いて
わたしを起こしてくれる

わたしはまどろみの中から
そっと首を伸ばしてみた

ゆっくりそーーと目を覚ましてみよう

いつの間にか
暖かくなっていたお日さまが眩しかった

周りを見回すと名残雪の間から
仲間たちも顔を出そうとしていた

わたしはようやく
わたし達の出番がきたことを知った

精一杯咲いてみよう
命の限りに

見果てぬ夢・・・
春への憧れ・・・

すべての思いを込めて

phot:「日光の花・尾瀬の花」のけんさん

詩&テキスト:さなえ(花の庵)

2日ごとに画像とBGMが変わるオムニバスです