紡ぐ輪
  

    
〜風になった貴女へ〜

惜別の思いを漂わせ
5月の風が川面に渡った

木々の緑は
悲しみの影を落とし
小鳥は小さく葬送の歌を謳う

私は空を見上げ
風になろうとする貴女を見送った

貴女は振り返らないでまっすぐに歩き
自分の道を行こうとしているのですね

いくつもの優しい言葉を残して・・・

目を落とせば
水の流れにちらちらとあなたの面影がゆれます

思いを込めて筆をはしらせ
思いを込めて言葉を紡ぐ

風になった貴女の元に届くように・・・




  
Gyokusuiの花・玉穂さんへ

パソコン画「岸辺の四季」kazuyoさん

詩&テキスト:さなえ(花の庵)

BGM:Gallery Oto