紡ぐ輪
夏が来るたび
    
〜オオヤマレンゲ〜

夏が来るたび、一つ年を重ねる
今年もまた・・・・一つ

年ごとに重さを増す日々を
庭のオオヤマレンゲは
そっと、見つめている

目は澄んでいるか・・・・・
心は清浄か・・・
無垢な花は私に問うている

くぐもるような梅雨の空
低く飛び交うツバメたち

オオヤマレンゲの咲いた朝
穢れのない白さの前で
私はふと佇んだ

宝石のように輝いた想い出も
胸の張りさけそうな悲しみも
心の中にしまって
一つ年を重ねた

目は澄んでいるか・・・・・
心は清浄か・・・・・


パソコン画「岸辺の四季のkazuyoさん

詩&テキスト:さなえ(花の庵)