紡ぐ輪
花結い
   
    
〜ムラサキハナナ〜


数え切れないほどの魂が
一瞬のうちに空へ上った

果てるともない悲しみの中で
弔うように咲いたムラサキハナナ

春浅き風に小さく揺れ
多くの魂が昇華できるように
祈りながら・・・・・咲いた


いつの間にか春の声がして
いつのまにか風が温んでいる

千切れそうな思いを胸に
花を結う

季節が変わりなく巡るように
花を結う

そして彼の地に届けたい・・・・・
地にふつふつと生命が芽生えるように


phpt:「花の訪れ」aturin88さん

詩&テキスト:さなえ(花の庵)