紡ぐ輪
  

  
      

それは・・・・・
秋の終わりの野で
少しづつ紡がれていた
小さな小さな物語

刻がつかの間・・・止まり
花たちは巡る年も又会えるようにと
誓い合っていた

高く澄んだ空も
風に揺れる草紅葉も

そろそろ冬の匂いを
運んでくるのだろう

ムラサキセンブリの優しさも
ヤマラッキョウの愛らしさも
ノコンギクの清楚さも・・・・
みんなみんな私の心に刻んだ

小さな物語のかたらいは
私の耳の奥底に
いつまでも残っている


hoto:「野に遊ぶ」のやまぼうしさん

詩&テキスト:さなえ(花の庵)