紡ぐ輪
朝霧の中で

     〜じょんのびの里から〜


山並みを這うように

雲が流れ
棚田に朝を促す

やがて陽はゆっくりと昇り
ふるさとの棚田は
うっすらと紅をのせ輝いた

静寂を破るように
小鳥はさえずり
樹木の葉が風に揺れて
さわさわと音を立てる

一日の始まりの中で

僕は・・・・

雲が湧き
光とともに消えていくのを
じっと見つめていた

朝霧をまといながら
鳥も樹も花も目覚めようとしている




phot:「じょんのび」のおじしゃん

詩&テキスト:さなえ(花の庵)